2017年05月13日

ますます広がる薬のスペシャリストが働く場所

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薬のスペシャリストといえば、調剤薬局で医師が処方した薬を調合する人というくらいにしかイメージはわかないものです。しかし、この職業は医療分野では不可欠な存在になっていて、その求人もかなり多いのが現状だと言えます。

医薬品を患者さんに渡すまでの厳重なチェック

ご存知の通り、薬剤師という資格は医薬品に関するスペシャリストですから、あらゆる医療現場では欠かせない存在となっています。その重要な仕事は、病気やケガを治すために薬を調合したりします。他にも製薬会社や研究機関、ドラッグストアなどで医薬品を扱う仕事もありますが、ここまでは誰もが知ってるものでしょう。

どうしてあらゆる医療現場で薬のスペシャリストが必要なのかと言えば、まず医薬品というものは、病院の医師が指示した薬に問題がないか、という確認作業も仕事です。これは医療ミスというものを未然に防ぐ意味もあります。

そして薬を患者さんへ渡すまで、かなり厳重なチェックをすることになるのです。

調剤薬局だけが薬のスペシャリストの職場ではない

調剤薬局の他にも、薬のスペシャリストを求めている現場はたくさんあります。前述したように製薬会社や大学の研究機関でも薬のスペシャリストが大活躍しているのです。その他にも、医薬情報担当者としての仕事もあります。

これは医薬品に関する情報を病院やクリニックなどの担当者に紹介することを主な仕事にしています。ですから当然のことですが、薬に関する豊富な知識が必要になるのです。それからけっこう人気なのがドラッグストアなのです。

ここではもちろん医薬品の専門知識は必要ですが、それ以外にもさまざまな客に対応しなければなりませんかあら、コミュニケーション能力というものも必要です。

薬の知識を基本にしてさらなる職に就くこと

たとえば、薬剤師が新たにスキルアップやキャリアアップを目指そうとしたときに、さまざまな資格というものがあるわけですが、その中に臨床検査技師という資格があります。この資格を有した人が働く現場はたくさんありますが、一番身近ものでは病院やクリニックなどがあります。

そこで血液、尿、痰などを調べる一般的な検体検査などを行い、他にも超音波、心電図、脳波測定、眼底検査などの生理機能検査を行います。それ以外にも、今はかなり注目されている治験コーディネーターや健診センターでの仕事、それから医療機器メーカーなど企業への就職などができます。

スキルアップなら、薬にこだわることなく、それを基礎としてさらなる職に就きたいものです。