2017年03月05日

病院勤務をしたいと薬局勤務の時考えたならば

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病院勤務のメリットは、患者さんに向き合いながら服薬指導ができることですが、その技術を身につけるには35歳くらいまでなので、病院への転職は、若い間に行いましょう。募集は新卒が多いので、欠員補充という形で狭き門です。

病院で働こうと、思ったときに必要なことは

病院薬剤師として勤務する最大のメリットは患者さんを目の前にして、臨床医療に携われることです。いいかえると、カルテを見ながら、患者さんに服薬指導ができると言う事です。それは、医療者としての誇りにつながり、やりがいも感じます。

ただ、病院での勤務は、新卒が多く、4月過ぎに新規募集は、ほとんど行われておりません。病院で募集をする場合は、1月以降に多く欠員補充という場合が多いです。調剤薬局で調剤技術も身につける事はできますが、一番調剤能力が必要とされるところは救急病院です。

調剤経験のない場合、35歳くらいまでに薬局から病院への転職はしておこないと、それより年齢が上では調剤技術を身につける事は難しくなります。

病院勤務のメリットとそうでないところ

基本的の病院薬剤師の勤務は4週8休であり、夜勤や日直当番があり、勤務時間や勤務日数が長くなることがおおいです。時給で考えますと、調剤薬局やドラッグストアより低い傾向があります。

この傾向は、救急型病院では顕著になります。さらに、新卒や院生から勤務してきた経験年数やキャリアの長い人が多くて、すぐに病棟勤務に携われるとは、限りません。そして、救急病院では、色々な種類の処方箋に出会い調剤スキルは、大きくのびますが、療養型の病院では、同じ剤型の調剤が多くなり、身につけられるスキルの幅を広げることが難しくなります。

ただ、療養型病院では、残業は少ないにもかかわらず年収は高い傾向にあります。

病院薬剤師を目指す場合の注意点

病院勤務はできれば新卒から始めるのが一番いいのですが、薬局から病院への勤務先を変えることを考えるならば、途中採用という事になりますし、狭き門である事が多いです。若い間であれば、キャリアアップも考え救急型とか総合病院デスキルを身につけるべきでしょう。

家庭環境によって、家庭を主にした勤務を考えるならば、療養型病院への転職を考え、自分の負担が少なく、必要としている患者さんの役に立つ方法で働くのが一番よい方法です。一方病院の病床数の約3倍が1日の外来患者数の目安と言われています。

しかし、夜勤や外来処方数が多いと職場が忙しくなる可能性が高くなります。一番大切な事は、自分の能力と自分の働きたい方向に合わせて、求められる勤務先を選ぶという事です。